ダイエットに関する基礎知識
食事の与え方
ご主人主導で与えましょう。
犬に催促されてから食事を与えていると、犬は「要求すれば食事が出てくる」と考え、“要求吠え”をする可能性があります。犬からの要求ではなく、ご主人の生活パターンに合わせた時間に、静かにしているときに与えましょう。
また、病気でもないのにすぐに食べないときは、15分程度で食器ごと片づけましょう。出しっぱなしにしておくと、「いつでも食べられる」と思ってますます食べなくなりますし、衛生上もあまり良くありません。
なお、食事以外のおやつは”ごほうび”として与えるようにしましょう。しつけにも役立ちます。
試してみよう!ハンドフーディング
犬には野生で生きていた頃から持っている、「食べ物を探して食べる」という本能があります。この犬本来の本能を充たして、なおかつダイエットにも役立つハンドフィーディング(hand feeding=手でエサを与えるという意味)という食べさせかたがあります。
ハンドフィーディングの基本的な方法
- 2人以上の人数で離れて立つ。3人以上なら三角形や四角形の形で立つ。
- 1回分の食事(ドライタイプのドッグフード)を、食事を与える人たちで分けて持つ。
- まず一人が犬に声をかけて呼ぶ。犬が来たところで、ドッグフードを一粒与える。
- 次に離れたところにいるもう一人が犬を呼びます。来たところでまた一粒与える。
- ドッグフードがなくなるまで、これを繰り返す。
2人以上という状況が無理な時は、一人で、上記の動作に準じましょう。呼ぶ順番を入れ替えるなどすれば、ゲーム性も高まって犬も楽しいでしょう。
また、側に来たときに「お座り」や「伏せ」などの命令に従わせてドッグフードを与えるようにすれば、しつけにもなります。
ハンドフィーディングの利点
- 少しずつ時間をかけて食べることで、満腹中枢が刺激されます。
- 飼い主と犬とで、より深いコミュニケーションを取れます。
- 犬本来の「食べ物を探し出して食べる」という欲求が充たされます。
試してみよう!オモチャ
中にドッグフードを入れられるようになっているオモチャを使って、ご飯を食べさせてみましょう。
- 例1:コング
転がるように出来ているオモチャです。犬はオモチャを追いかけて、捕まえ、噛み付いたりして、中に入ったドッグフードを食べます。コングはゴムで作られているので、犬は思いっきり噛むことができます。
- 例2:バスターキューブ
内部がパズルのようになっているオモチャです。うまく転がさないと中に詰められているドッグフードが出てこない仕組みになっています。中にフードが入っていることが分かりにくいので、フードを詰めるのを見せたり、穴からフードの匂いを嗅がせたりしたりして、犬の興味をひきましょう。振ると音も鳴ります。
オモチャの利点
- 少しずつ時間をかけて食べることで、満腹中枢が刺激されます。
- 犬は試行錯誤しながらドッグフードを取り出します。こうした狩りにも似た行動が犬のストレスの解消になります。
- 遊びの要素が加わることで犬は熱中し、食事の量が少なくなっていたとしても満足感を覚えます。